帰りの遅いA君。帰りの早いB君。
とある会社に帰るのが遅いA君がいました。
彼は新入社員の頃から毎日毎日残業ばかり。
決して仕事ができないわけではありません。
この会社は基本的に仕事量が多く、残業が多い会社です。
A君は普通の人なのです。
一方、同期のB君は帰るのが早い。
新入社員の頃から有望な人材で、仕事も早く終わらせてしまうのです。
そんな彼は周りから期待されていました。
周りもB君の将来が楽しみでした。
しかし、周りの期待とは裏腹に10年後に出世していたのは、A君だったのです。
2人はどこで差がついたのでしょうか。
A君は帰るのが遅く、会社の人と接する機会が自ずと増えてきました。
すると任される仕事も増え、ずっと帰りが遅い状態が続きました。
一方で、何でもテキパキこなしてしまうB君は会社にいる時間が短く、会社の人と接する時間がA君と比べると少ない。
そして、仕事に接する時間もA君に比べると短かったのです。
10年経って、その積み重ねが経験としてB君より優秀になったのです。
残業している時間に仕事を振って頂ける上司のおかげでした。
めでたしめでたし。